今、別れの時

ずっとずっとずーーーっと

 

愛しきれないくらい大好きだった先輩たちが、引退を終えて受験も終わってついた学校も終わっちゃった。

 

 

相変わらず涙もろい僕は

卒業生以上に泣いたんだけど

まだ一つだけわからない事があるんです。

 

これまでもこんな事は山ほどあったけど、今の先輩だけは何かが違うんです。自分以上に泣けるくらい、何かが違うんです。

 

でもその何かは、式が終わった今でもまだ分からないんです。

 

僕が愛するように

先輩は僕に色々してくれたけど

 

それとは違う何か、

分からない何かが、僕を包み抱きしめ締め付けているんです。

 

それが何かは、先輩たちが本当にいなくなった4月になっても分からないかもしれないし、自分たちが卒業しても分からないかもしれない。

 

 

今、別れの時。

それに変わる事は無いんだからそれを受け止めて前に前に進むしか無い。

 

飛び立とう、未来信じて。

勿論これは先輩に向けたエールだけど、先輩たちが未来に飛び立つってことは同じように僕たちも1歩。もしかしたら0.1歩かも知らないけど、確実に前に進むってことを表してるんだよね。

 

大空に。

曇ってたって関係ないし、僕の心は雨が土砂降りだけど結局最後はかげりの無い、真っ青な青空なんだよね。

 

 

まだ分からないことがある。

でも、それはもしかしたら先輩たちの事だけかもしれないし、自分がその立場になって気づくことかもしれない。

 

だから

貰ったバトンを自分が遅くても落としてもいいから

また拾ってそれを持って次のスタートラインを目指す一個下のみんなに渡せるようにして、

 

最終的にはまた先輩たちに何倍も何倍も大きくして返せたら

 

それ以上に幸せなことなんか無いよね。

 

 

初めてこんな書いた。無いよね。までで718文字だとさ。

 

語ろうと思えば多分永遠に語れちゃうからあえてここらでやめておこう。

 

(本文783文字)